人を動機に就職をするという事
学生が新卒で就職する会社を選ぶ基準の一つとして、「人で会社を選ぶ」ということが起こる。カリスマ的な社長だとか、熱くて刺激的な同期がいる、憧れる先輩がいるなどというように。
これは会社を選ぶ動機としては決して悪い事では無い。自身の働く動機が会社の仲間の為であれば、新卒時に経験する己の力量の無さや理不尽への耐性等が身につくからだ。しかし長期的にみると、その会社で働く動機が「自分以外の誰か」であるという事はリスクを伴うのも事実だ。
カリスマ社長は経営を引退、または退任してしまうかも知れない。熱くて刺激的な同期は、転職をして職場から去ってしまうかも知れない。憧れの先輩は実際に働いてみるととても二面性のある厄介な人物だったりする。
こういう事例が起こると、得てして「人と働く」事を動機として会社に入った新卒には衝撃が多い。最悪の場合、自分のモチベーションが大きく下落し、本人自体がその職場を去る、というケースも珍しくは無い。
つまり、新卒時に職場を選ぶには「人」以外の「自分自身の動機」が必要だ。例えば、こういう職種でキャリアを積みたい、この業界で経験と人脈を広げたい、将来の独立に備えて若いうちから経営に携われるチャンスのある会社で働きたい、など。
こうした「自分自身の動機」は他人や環境に左右される事が少ない。もし職場で、大好きな上司・先輩・同僚が去ったとしても、自分が職場に残って働く理由がある為だ。
就職の際は、人だけで会社を選ばぬ事が大切だ。